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医学部は何故6年制か

どうして医学部は6年制なの?

どうして医学部は6年制なの?

6年制は法律で定められている

医学部が6年制という決まりは、教育基本法の第87条第2項に、以下のように記してあります。

「医学を履修する課程、歯学を履修する課程、薬学を履修する課程のうち臨床に係る実践的な能力を培うことを主たる目的とするもの又は獣医学を履修する課程については、前項本文の規定にかかわらず、その修業年限は、六年とする。」

医学部医学科は医師になるための実践的な医学能力を培う学科ですので、修業年限は6年になっています。

なぜ6年制が採用されたのか

医師という仕事は命を扱う仕事です。そのため、治療に必要な多岐にわたる知識・能力において確実性が求められます。医師は普通、外科や内科といった専門分野を持ちますが、外科医なので内科の知識は不要などということはありません。医師はいざという時にはどんな病人に対しても適切な処置ができなくてはならないため、医学部では医療に関する幅広い科目を6年間かけて学びます。

何を学ぶのか

医学部で学ぶ専門的な学問は「基礎医学」と「臨床医学」に大別されます。ほとんどの医学部ではまず教養課程で一般教養を学び、その後に医学の専門分野の講義が始まっていきます。まず人間の正常な身体の仕組みや構造を学んでいく「基礎医学」、続いてそれぞれの病気について具体的な病態や疾患、治療法を学んでいく「臨床医学」の講義を受けていきます。

基礎医学では具体的に解剖学、生理学、発生学、生化学、遺伝学、微生物学、免疫学、組織学、病理学、薬理学、寄生虫学、公衆衛生学、法医学などを学んでいくことになります。臨床医学では内科学、外科学、小児科学、産科婦人科学、整形外科学、皮膚科学、泌尿器科学、耳鼻咽喉科学、脳神経外科学、眼科学、放射線医学、口腔外科学、麻酔科学、救急医学、精神神経科学、腫瘍学などを学んでいきます。このような多岐にわたる各種専門分野の学問に加えて、医師の基本素養として必要な倫理観やコミュニケーション能力、問題解決能力などを養うための講義やディスカッションも実践されます。

医学部の6年間はよく「勉強に次ぐ勉強」と評されます。さらに、医学は日々進歩するため、国家試験合格後も常に学び続けていく意思が必要となるでしょう。