代表挨拶

「もろさ」は真の医師に必要なものである。

私どもは(株)日本教育センター・進学塾ビッグバンと申します。医歯薬ロジスティックスコースを立ち上げて10年目を迎えます。私は代表の松原好之と申します。

おかげさまをもちまして、09年度は在籍者数34名、合格者数30名(うち医学部医学科18名)と、全体の合格率は、例年通りほぼ8割強をキープすることができました。それとともに歯・薬学部は、受験した生徒全員が合格、という斯界でも十分に自慢できる結果を出させていただいております。

これまで、「現時点での成績によっては選抜しない」との方針のもと、いわゆるあと一押しすれば合格できる子から、一年やそこらの受験勉強では合格は到底おぼつかない子までさまざまな生徒さんを預からせていただきました。8名でスタートした初年度に合格率100パーセントを出して以降、生徒数が増えるにつれ、その100パーセントに達した年がなくなってきたのは残念至極でありますが、毎年、私たちスタッフは、初年度の100パーセントを目指し、日夜研鑽を積んでいる次第であります。

後天的な努力と時間及び環境の成果が天才児を生む

さて、過去9年間に弊塾に通われた生徒さんを概見させていただくと、心優しい、けれどあまりに「もろい」という共通の性格があるのに気づきます。ことに親御様が高学歴・高所得・超多忙の医師である場合、そうしたお子様の「もろさ」を家庭で解決する方途を持たない、持てないケースが多く、さらに委ねたはずの公私の教育機関の多くが、戦後日本の教育の迷走を如実に反映した不完全さをかこっているため、18歳学齢期にさしかかったものの、その子どもの中に、“強い競争意識”が育まれていないというものです。

分子生物学者の福岡伸一教授は、国際コンクールやオリンピックなどの世界的舞台でハイレベルな結果を出す天才児やアスリートたちは、例外なしに10,000時間を超える練習を積んでいる、と述べています。もともと遺伝子にはピアノができる、数学ができる、といった具体的要素があるのではなく、ただ「生き抜こう」という意志のようなものが存在する、ピアノや数学ができるようになるのは、あくまで後天的な努力と時間及び環境の成果なのだ、と。10,000時間というのは一日3時間の練習、それが10年間続くという想定のもとに出された数字です。わが医歯薬ロジスティックス生に年間に課される勉強量は、2,700時間です。それでも大手予備校に通われた場合の3倍ですが、「もろさ」を持つ子が医学部受験という大舞台に臨むにはまだ周到な数字であるとは言い切れません。

「凡人」ならではの「優しさ」という「能力」

ところで、この「もろさ」は、断固として克服すべきものなのでしょうか。ここに公私の教育機関が見落としてきた問題点があると思います。この「もろさ」こそ人間としての「優しさ」と表裏一体となったきわめて人間らしい性格と言えるのではないかという点です。

世間で言うりっぱな医師、エリートの医師というのは、もしかして生まれつきこの「もろさ」を持ち合わせないで試験という試験を次々と撃破してきた強靭な精神力の持ち主なのかもしれません。そういう人たちは、大手予備校のマイクを使った一斉授業でも、ぬきんでて効率のよい授業の受け方をし、試験でも面接でもそつなくこなせる「手のかからない秀才」です。私も大手予備校で約27年にわたって教鞭をとらせていただいていますが、確かにそうした秀才は一定数存在し、ほぼ例外なく有名国公立医学部に難なく合格を果たしています。けれどもこのようにすいすいと医師になってしまう人にはない「もろさ」と、一度や二度授業を受けただけではなかなか理解してくれない「アホさ」を兼ね備えた凡才ならではの「患者と向き合う心」、「弱者を同じ目線で扱える精神」といったかけがえのない「優しさ」という「能力」こそ真に立派な医師に必要なものと言えるのではないかと、私どもは考えます。

こうした「合格」までに実に手のかかる、お金もかかる多くの凡才たちに幸あれという願いこそわが医歯薬ロジスティックスに通底している思想だとお考えください。

「合格」のその日まで講師陣と共に闘っていこう!

私どもは、講師陣が自慢です。彼らが大手予備校で数百人を相手に人気を博してきた巧みな話術の使い手だからではありません。「合格」までには大手予備校の生徒以上に手のかかる「凡才」たちにじかに触れ合い、同じ事を何度聞かれても倦まず怒らず付き合ってくれる、同じく心優しい猛者たちだからです。そして自らも本質的には「凡才」であることを認めている正直者たちだからです。

どうか「凡才」であることを講師陣と共通認識として分かち合うことのできる皆様、その認識の下で、偏狭な我流の勉強方法などはあっさりとお捨てになり、講師にしっかりと追尾していかれ、さらにこうした環境を与えてくれた保護者の方々に深い感謝の念を片時も忘れることなく、ぜひ、この「口うるさいことこの上ない」少人数の進学塾ビッグバン・医歯薬ロジスティックスにご参加いただくことをおすすめ申し上げます。ともに「合格」のその日まで、たたかっていこうではありませんか。

進学塾ビッグバン代表 松原好之

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