入学手続きには学校納付金の支払いと入学手続書類の提出が必要です。
試験を受けて無事に合格が決まると、各学校が定めた期限までに入学手続きを行うことになります。
入学手続きに用いる学校納付金とは?
学校納付金とは入学金や初年度授業料などを含めたお金を指します。
合格発表の日から1週間前後の期限を設けている医学部が多く、納入方法は直接金融機関窓口で納入する「窓口納入」と、各期の納期限日に預金口座から引き落とされる「口座振替」があるほか、大学まで直接持参する方法も存在します。
また初年度授業料は一括で納入する以外にも、前期と後期で分割して納められる大学も増えています。
学校納付金以外にかかる医学部の授業料については
「医学部って授業料が高いの?」をご覧ください。
入学手続きに必要な書類とは?
学校や入試方法などで異なりますが、主に出身校の卒業(修了)証明書や入学誓約書が必要となります。
ほかにも学生証用の写真台帳や住所登録票など必要とされる書類は様々です。
これらの必要書類は大学から入試合格者へ郵送で送られることが多く、期日までに返送もしくは直接大学へ持参しなければいけません。
学校納付金と入学手続書類の双方とも、提出期日を過ぎてしまうことのないようにしてください。
複数の医学部を受験する場合の注意点
複数の医学部に合格した場合、3月31日までに入学辞退をすれば、ほとんどの大学で入学手続き時に支払う初年度授業料は返還されます。
しかし入学金は返ってこないため、併願受験する場合には注意が必要です。
本命の医学部だけを受験して見事合格となればよいですが、医学部受験は難関校ばかりですから、多くの受験生が複数校を併願します。
複数校受ける中で、第1志望大学の合格発表日が第2志望以下の大学入学手続き締め切り日より後ですと、入学金が無駄になる可能性があるのです。
入試日や合格発表日は事前に各大学のホームページで確認することができます。
無駄な支払いをできる限り少なくするために、受験スケジュールは綿密に立てるようにしましょう。