医学部を受験するにはいくらかかる?

医学部では多額の授業料がかかるということは下記の記事中で触れました。 こちらに加え、医学部に入学するには受験するための費用も必要となります。

医学部受験にはいくらかかるか

医学部を受験するためには以下の出費があります。
受験料
国公立大学に入学するためには、センター試験と大学別の2次試験を受ける必要があります。
その際にかかる費用には、センター試験を3教科以上受験する場合の受験料18,000円と、国公立大学の2次試験受験料17,000円が必要です。 一方私立大学では、同じ大学であっても学部によって受験料が異なります。その中でもとくに医学部は受験料が高く、一般入試の受験料を6万円としているところが多くなっています。
遠征費
私立大学の一般入試は近年、全国の主要都市で行う大学も増えてきています。
とはいえ国公立大学の2次試験や、私立大学でも自大学でしか行われない試験を受験する場合には、その大学まで出向く必要があります。 近くの大学であれば問題はないのですが、遠隔地に住んでいる場合は、往復の交通費や宿泊費も考える必要があります。 2013年度の東京私大教連による調査では、医科歯科系大学の受験生が受験に要した費用(受験料・交通費・宿泊費)の平均総額は41万9,700円です。
納付金
私立大学医学部を目指す場合、数多くの大学を併願することが多くなります。
問題になるのは、大学の合格発表日前にその前に受験して合格した大学の入学手続きの締切日が来てしまう場合です。 合格発表を待つ大学のほうが志望度が高いのであれば、あらかじめ受かっている大学にひとまず学校納付金を入金しておくことで保険をかけるということもあるでしょう。 収めたお金はだいたい3月31日までに返還を申し出ることで、入学金以外の納付金を返金してもらうことができます。 各私立大学医学部の入学金は100万円から200万円というところが多く、入学しなかった場合、入学金に相当するお金は無駄になってしまいます。
入試のスケジュールを見ながら、どの大学に出願するかをよく考えましょう。