他の学部と同じように、国公立・私立に関わらず、多くの医学部がオープンキャンパスを行っています。中には、医学部ならではの個性的なプログラムを用意している大学もあります。
開催日時と場所
開催日は他の学部と同じように7~8月で、主に夏休みの時期がメインです。数は多くありませんが、春休みの時期や平日に行う大学もあります。プログラムは、半日から1日かけて行われる場合が大半です。
開催会場は基本的に医学部があるキャンパスですが、他の学部といっしょに行われる場合は異なることもあります。事前に調査しておきましょう。 また中には、最寄り駅からキャンパスまでの無料送迎バスを用意している大学もあります。
プログラム
一般的なオープンキャンパスのプログラムを紹介します。- 大学・学部概要説明
- 学長や教授が大学について、あるいは医学部についての説明をします。
大学は学生に対してどのような教育を提供するのか、どのような学生に来て欲しいかなどがテーマとなります。 - キャンパスツアー(施設見学)
- 大学職員や在校生がキャンパスを案内します。キャンパスツアーでは、各教室や図書館、研究室などを見学することができます。
大学の雰囲気を直に感じることができるため、入学後の具体的なイメージを膨らませるよい機会になるでしょう。 - 模擬講義・模擬実習
- 大学で行われている講義を体感できます。医学部生が受けている講義に近いものとなっているため、入学後にどのような勉強をするのかを少しでも感じ取ることができるでしょう。
また大学によっては、医学部ならではの体験をすることができます。
例えば、以下のような実習があります。- ・医療器具を使用した体験型実習(内視鏡や血圧計、聴診器などを使用した医療体験ができます。)
- ・蘇生実習(人形を使い救急時の対応や心肺蘇生法などを体験しながら学べます。)
- ・法医学実習(血液型検査や血痕の識別を行います。)
- 個別相談
- 大学について疑問に思っていることを相談できます。
入試情報や就職情報、奨学金制度、留学制度、学生寮に至るまで、詳しい情報を得るチャンスです。 まさしくオープンキャンパスならではの時間といえます。 - 在校生との交流
- 在校生には、受験の体験談や大学での勉強、日常の過ごし方など幅広い質問をすることができます。
実際に受験をくぐり抜けた先輩だからこそ聞ける話が数多くあるでしょう。 大学側の公式案内やWEBサイトでは知ることのできない、貴重な情報を得られる機会です。