ほとんどの大学の医学部入試で面接試験が採用されており、医学部を受験するのであれば勉強だけでなく面接への対策もしておくべきです。
医学部の面接試験について知っておくことで対策が取れるようにしましょう。
面接ではあらかじめ面接官に受験生の調査書などが渡されています。そこに書かれている内容から質問をされ、性格や医師の適性、志望理由、書類と実際の人物像が一致するかなどをチェックします。チェック項目の基準は適正、意欲、社会性、人間性の4点にあるといえるでしょう。
面接試験には大きく分けて2種類あります。ひとつは個人面接です。1人の受験生に対して2~4人ほどの面接官が10~20分程度の面接を行います。もうひとつは集団面接です。受験生3~4人に複数の面接官が対応し、時間は20~30分というところが多くなっています。また集団面接には、5~10名ほどのグループで与えられたテーマについて討論する、グループディスカッションという形式もあります。
面接試験では以下のような質問が予想されます。対策を立て、しっかりと応答できるようにしましょう。
医学部やその大学の志望理由などを聞かれることが予想されます。志望に至った具体的な理由と、その大学で学べることや進路などが矛盾しないように気を付けましょう。
医師の資質を測るような質問も予想されます。具体的には「理想の医師像」「自分が医師に向いている点」「長所・短所」「医療従事者が持つべき倫理観」などです。医療従事者として求められている適性を考え、自分が持っているものと照らし合わせて話せるようにしておきます。
学校生活に関する質問では、学力や調査書・願書との違いがないかということを見られます。とくに浪人生は「浪人の理由」については詳しく聞かれる可能性が高くなっています。失敗の原因を分析し、今後その経験をどのようにプラスに活かせるかをしっかりと語るのが理想です。
家族の職業が合否に関わることはありませんが、医師家系の場合は志望理由に関わってくることも多いため、実家の診療科や経歴をしっかりと言える必要があります。医師家系ではない場合は、とくにしっかりした志望理由が求められるでしょう。
「尊敬する人」「最近読んだ本」「休日の過ごし方」「趣味」「ストレスの解消法」などは、受験生のキャラクターを知るための質問だといえます。このような会話をすることで、コミュニケーション能力を図る目的もあることを心得ておきましょう。
時事問題や医療問題については、小論文対策がしっかりできていれば問題ありません。どうしてもわからない場合は、「不勉強のため存じ上げません」と正直に答えましょう。知識そのものを問われるよりも、社会常識や社会に対する考え方、問題に直面したときの態度などを試験しています。