模試を受けるべき人は、「試験に慣れたい人」や「自分の学力を知りたい人」などです。
模試を受けることで、試験会場の雰囲気が分かります。
さらに自分が苦手とする問題を知り、現状の成績を再確認できるといったメリットがあります。
模試を受けて本番に慣れよう
模試を何度か受けることで場慣れして、落ち着いて試験に挑めるようになります。本番に近い雰囲気を知るためにも、できるだけ所定の試験会場に足を運ぶようにしましょう。模試を受けることで、試験会場の雰囲気に慣れるだけではなく、各問題に対する解答のコツや時間配分を知れるといった効果があります。 もし試験会場が遠い場合は、図書館や自習室など普段と違う環境で試験を受けましょう。
模試は自分の学力を測れるツール
模試を受ける意味は、成績の良し悪しよりも、試験で間違った問題から苦手な科目や問題を見つけ出すことです。模試は本番を想定して作られています。 その模試で答えられない問題があれば、本番の入試までに克服すべき自分の苦手分野だということがわかるのです。模試を受けたあとは、重点的に間違えた問題を復習し、苦手分野をなくすことが大切です。
模試の種類を使い分ける
模試には大きく分けて「マーク模試」と「記述模試」の2種類があります。さまざまな模試が毎月のように開催されているので、目的に合わせて使い分けるようにしましょう。
- マーク模試とは
- マーク模試は、センター試験対策を目的として作られた模試です。センター試験と同じようにマークシート方式の試験なので、解答用紙にある項目を塗りつぶして解答します。
マーク模試は開催する予備校で内容が変わりますが、中には本番を予想した全分野から出題されるものもあります。
英語のリスニングテストに対応している模試もあるので、本番の雰囲気に慣れたい人はマーク模試を受験してみましょう。 - 記述模試とは
- 記述模試は、国公立や難関私立大などの二次試験対策に作られた模試です。
マークシート方式とは異なり、記述式の試験では、答えとその答えにたどり着くまでの計算式や説明が必要になります。 そのため問題を正しく理解するだけではなく、文章をまとめる力や暗記力などが試される試験です。 現時点で自分がどこまで問題を理解し、暗記できているのか知るのに、うってつけの試験となっています。
医学部対策のできる模試を受けよう
医学部を目指している学生は、医学部の入試を想定した専用の模試を受けて受験対策をしましょう。 学部の入試では、英文問題に医療テーマが出題されることがあります。医学部専門予備校の中には、医学部入試に特化した模試があるので、どういった試験内容なのかを知るためにも受験してみてはいかがでしょうか。