浪人生が現役生よりも伸びないといわれるのはなぜ?

受験勉強を始めた現役生と、すでに一通り終えている浪人生では伸びしろは違ってきますが、浪人生は成績が伸びないということはありません。
実際医学部に合格する人の割合は、現役生がおよそ40%、浪人生は60%となっており、浪人生は現役時代よりも成績を伸ばして医学部に入学しているのがわかります。ただし中には、成績が伸びにくい浪人生もいるため、その原因をご紹介します。

医学部受験で合格する人の割合を詳しく知りたい方は、「医学部にはどれくらいの浪人生が入学するの?」を参照してください。

浪人生は伸びしろが少ない

浪人生と現役生の違いは「伸びしろ」で、これが浪人生は伸びないといわれるひとつの原因となります。
たとえば、現役時代から真面目に勉強をしてきた受験生が、さらに偏差値を上げようとするには、今まで以上の勉強を行わなければなりません。
一方の現役生は、本格的に受験勉強を始めることによって成績や偏差値が伸びやすくなります。 しかし裏を返せば、現役時代になんらかの理由で勉強ができなかった浪人生は、現役生と同じように伸びしろがあるということです。

浪人生は生活リズムが崩れる

きちんと勉強のスケジュールを立てていない浪人生は、勉強のリズムが崩れたり、慢心が生じたりして効率的に時間が使えないことがあります。
通学による生活リズムがなくなってしまうため、勉強をする習慣が作りにくくなってしまうのです。 そのため、自由に勉強をして学力を伸ばせる時間があるにもかかわらず、効率的に使うことができないまま、浪人生活を送ってしまうことが原因として挙げられます。

志望大学に合格するためには勉強方法を変える

浪人して志望大学を目指すのであれば、現役のときと同じ勉強方法を繰り返していても学力はなかなか伸びない可能性があります。
志望する大学のレベルと自分の学力を改めて考え、勉強方法を変えたり、新しい予備校に通ってみたりして勉強の工夫をしましょう。

また成績が伸びる人は、現役生や浪人生に関わらず、受験に向けて最後まであきらめず努力をします。
周囲のサポートもしっかりと活かし、モチベーションを高く保つようにしてください。